sona_Darjeelingの日記

言葉が好き。音がスキ。色がすき。心の赴くままに。

ボディーブロー

1人で眠る夜は  孤独で静かで。

 

 

あ、いつも1人なんですけどね(笑)

 

その暗闇や静寂が ほっと安らいで落ち着く時もあれば、どうしようもなく不安で 息をしていても苦しくて どうしようもない焦燥感にグルグル襲われる時もある。

 

そんな私の孤独な夜を、暗闇から温かな陽だまりの中へ連れ出してくれるような

素敵な“音”に出会った。

 

 

私は音に癒やされるんだー。と改めて実感。

だから反対に言霊という音で心がかなり痛むことも多い。

 

よく言葉の暴力というけれど本当にそう。

愛のない言葉の音に人一倍 傷つく。

 

だからこそ、愛ある言葉や音に 胸の奥深い部分で温かく響いて反応する。

 

好きなタイプはと聞かれたら顔ももちろん

好みはあるけど重要なのが やっぱり声。

どんなに顔が好みでも 声 が耳障りに感じたら生理的に無理かも。

 

じゃあどんな声が好きなん?っていうと

それは“耳心地のよい” 声。

これはもう感覚的なものしかない。

なんのジャッジもなく意識できないレベルで感じる好き。

 

そんな声に出会って また音楽が好きになった♡

 

 

今年は誰しもが大きな人生の岐路を迎えているように感じる。

 

私もそう。

 

良くない事ばかりが続いてる忍耐の年。

2020年はそんな感じがする。

 

ん。感じがするというか現実にそうだよね。

 

これだけコロナの影響が長引いて、否が応でも慣れざるを得ない状況。

平気な振りをしていても、でも実はずっとボディーブローを打たれ続けてるようでダメージは蓄積してる。

 

だから。こんな時だからこそ思い出したい話。

前に読んだ ひすいこたろうさん 本の中で

『起こる事はすべて最高で最善です』ってお話があるんだけど。王様と家来のお話。知ってる?

ご存知ない方は少し長いけど良かったら どうぞ。

 

 

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その昔、インドに王様とその家臣のアシュタバクラという大臣がいました。アシュタバクラは、王様に何かを尋ねられると決まって「心配はいりません。起こることは、全て最高の出来事です。」と答えます。王様は、この言葉を聞くといつも心の安寧を得ることが出来ました。

ある日王様は怪我をしてしまいました。ですがアシュタバクラは「王様心配はいりません。起こる事は最高の出来事です。」といつものように答えました。王様は「怪我して痛い事が最高なはずはない!」と怒ってアシュタバクラを牢屋に入れてしまいました。

その数日後、王様は狩りに出かけ、山奥で原住民に捕まってしまいました。儀式の時の生贄として捕まってしまった王様。火あぶりにする直前に原住民達は王様の怪我に気づきました。「怪我をしてたら傷物で、生贄にならない!」と解放されました。そしてその時に王様は「怪我をした事は最高の出来事だったんだ...」とアシュタバクラの言っていた意味を実感しました。

急いで城に戻り、王様はアシュタバクラに謝りました。するとアシュタバクラはいつものように答えました。「牢屋に入れられていた事は最高の出来事です。もし牢屋に入らなかったら、王様と一緒に狩りに行き、私も生贄となり怪我のない私は燃やされていたでしょう。だから、牢屋に入れて頂いた事が最高の出来事です。


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辛い 苦しい 悲しい 無。

そんな気持ちに襲われた時。

どうしたって悲観的になってしまう。

 

大きな出来事がなくても、今みたいに先の見えない状態が続いて どうしたらいいのか何がしたいのかわからなくなった時。

 

この話を思い出したい。

 

必ず最高、最善に繋がっているんだと。

 

 

でも今の状況が最高で最善なんて、やっぱり思えないけど

 

だけど、今ここの辛い気持ちに留まり続ける事は自分で自分を苦しめる事。

 

自分が歩いてきた道を振り返ってみたら気づくはず。

そこを乗り越えたから気付ける事があった。

それがなかったら あの人に出会えなかった。

 

いいも悪いも全てが隣合わせ。

 

どちらに照準を合わせて生きるか。

それだけでシアワセにも不幸にもなれる。

 

 

 

友達がいつも通る道なのに上手く曲がりきれなくて車体を擦ってしまい朝から最悪やー!って思ってたら、その後近くで大きな事故があったそう。

 

もし、何事もなく通過してたら多分事故に巻き込まれていたかも。

そんな話を前に聞いた事があった。

 

これこそ、本当にリアルなアシュタバクラやんと思った!

 

だから、ボディーブローがじわじわ効いて 今しんどい人も、絶対誰しもがアシュタバクラになれるんだからーって言いたかったのです。

 

人生の中で挫けそうな時こそ、めっちゃ格好いいアシュタバクラになれるのよね。

 

 

2020年は記憶に残る最悪な年になるかもしれないけど、だからこそ 今年出会った人、出会った物、新しい経験、新しい環境、仕事は今会うべくして会ったんだと思う。

 

きっとそこに大切な意味があるから。

 

その大切な意味にいつか気づけるよう、今日も生かされてる事、当たり前のように今日も変わらずにあるもの、自然の美しさに感謝して『愛ある言葉』音を発していきたい。

そして『愛ある音』に耳を傾けていたい。



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8周年おめでとうーーー♪