一緒に 火の輪くぐりが出来るか

この人となら、一緒に火の輪くぐり出来る！

って思える人　いますか？

いつも 公私共に私を支えてくれている

大切な方のお母様が先月、旅立たれました。

私の父の時は、あっけなかった。

朝 調子が悪いと かかりつけの近所の病院に行き

その日の夕方に亡くなってしまった。

『死』なんて、予想もしなかったから、

最期にありがとうも言えなくて。

人間って、こんなにあっけなく死んじゃうん？

悲しみよりも、最初はパニックに近かった。

うろたえる母を見て、私がしっかりしなきゃって

とにかく必死。

こんな時に、どんな慰めの言葉をかけてもらっても 正直 悲しみも心も、落ち着く事はなかった。

そんな時って、どんな言葉も ちっぽけだ。

黙って背中をさすってくれたり、

手をギュッっと握りしめてくれたり、

一緒に泣いてくれたり。

そんな風に寄り添ってくれる気持ちの方が

私はうんと うんと、心 救われた。

だから。

家族や 大切な人とのお別れを迎えてる人に

自分に何が出来るかと思ったら

心の悲しみや 辛さに寄り添うことやなって

この前も感じました。

男女問わず、自分が本当に大好きな人

大切に思ってる人が この悲しみに向き合う時。

痛みや悲しみ、辛ささえも分かち合いたいと

心からそう思う。

と同時に。

そう思えるって事は、あぁ、私にとってこの人は本当に大切な存在なんだなぁって 気付かされる。

ダークな部分や 心の闇もそう。

ここを共有することが出来る人はそう多くない。

そういう部分に触れてこそ、お互いの事を

支え合える事ができるんじゃないかな。

本当に大切な人には、見せたくないって思うけど

でも本当は、大切な人にしか見せれない所でもある。

極端な例えになるけど、

熱くて怖い 火の輪が目の前にあったとしたら。

この人に手をとってもらえたなら、

火の輪さえも怖がらず、一緒に飛び込めるんじゃないか。

チャレンジ出来るんちゃうかな。

もしかして楽しめちゃうんじゃない？

そんな風に思える人が 今 何人いるやろう。

思い浮かぶのは 誰？

思い浮かぶ人がいてくれるって 幸せなんかも。

私のこれからの人生、そういう人と共に時間を過ごしていきたい。